僕の父親はコックリさん
 それはほんの一瞬の出来事でまばたきをする間に元の色に戻っていた。
「なるほど」
 妖は目を瞬かせて頷く。
「なにか見えたか?」
「見えた。三人とも黒いモヤを背負ってる」
 妖が見たのは三人の後ろにかかる黒いモヤの存在だった。そのモヤが三人の体に影響を与えていることは明白だ。きっと、ホラースポットから持って帰ってきてしまったんだろう。
「やっぱり、妖が戻ってくるまで待ってればよかったんだ」
 な飽きそうな顔で言ったのは克彦だった。
 克彦は少女のような小さな体で膝を抱えて目をうるませている。その姿だは誰だって抱き締めたくなるような儚さがあった。
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