僕の父親はコックリさん
「消えた花子ちゃんは偽物だった。だからお前はこれからも本物の花子ちゃんには会えるんだ」
「本物の……花子ちゃん」
 克彦が本物の花子に会うのは久しぶりなことだった。あの日、約束をしていたのに拒絶されたとき以来だ。
「なんかわからないけど、妙なことに巻き込まれて、あんな風になったんでしょ?
坪井くんが説明してくれたから、なんとなくわかったから」
 花子は冷たい口調だけれどちゃんと誤解が解けたことを説明した。
「それからさ、動画も恐い話も私は嫌いだけど、別に克彦くんのことが嫌いとかじゃないから」
「えっ」
 克彦が小さく腰を浮かす。花子は警戒するようにスッと妖の後ろに回った。
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