僕の父親はコックリさん
 そう言って花子が取り出したのは児童館で行われる読み聞かせボランティアだった。花子は付きに一回か二回、このボランテイアに参加しているらしい。子供用のおとぎ話や昔話は民俗学と通じている部分があるため、バカにならないらしい。
「も、もちろん行くよ!!」
 勢い余って椅子を後ろに倒しながら立ち上がる。花子からチラシを一枚もらった克彦は今にも舞い上がっていってしまいそうだ。
「うん。よかったら他のみんなも来てね」
 マドンナ花子に微笑みかけられば行かないわけにはいかない。
 洸平と正雄もぽーっと赤くなりながら頷いた。
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