黄色い枠
「夜の12時ちょうどにスマホのカメラを起動して、誰もいない部屋の隅を撮ると、死神が写るらしいよ」
ある日、友達から聞いた噂を自分の部屋で試してみた。
時計の針が重なった瞬間、部屋の角にカメラを向ける。画面には何も映っていない。
「なんだ、やっぱりデマじゃん」
笑ってスマホをテーブルに置こうとしたとき、顔認識の黄色い枠が、私のすぐ真後ろに現れた。
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「ねえ、来る?」と、甘い声で囁いて
肩を落として、また明日も来る。
眼鏡を外した瞬間、
目尻に浮かぶ深い笑い皺から、どうしても目が離せない。
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* * *
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