僕らの青春創作日記

席替え。

教室がやけに騒がしい。

本当に今日初めて会った人たちなのかと思うくらい、みんな楽しそうに話している。

これからどうしよう。完全に出遅れた。

そんなことをぼんやり考えていると、

ガラガラッ、と勢いよく扉が開いた。

「皆さん!おはようございます!」

朝から元気な声を響かせて入ってきたのは、このクラスの担任になる先生だった。

「まずは入学おめでとう!そして、一年間よろしくな!」

「よろしくお願いします!」とクラスメイトたちが口々に言う。

緊張した声、楽しそうな声、少し気だるそうな声。

いろんな声が混ざっている。

――まあ、私は緊張しすぎて挨拶すらできなかったけど。

「入学式が終わって疲れてるだろうけど、男女別・出席番号順で席替えするぞ」

そう言って、先生は席を発表し始めた。

普通なら、隣が男子になるとかで騒ぐところなんだろうけど。

私にとってはそれ以前の問題だった。

――最悪。

いや、そんな言葉じゃ足りない。

一人で頭を抱える。

教室のロッカーの配置の関係で、もともと隣の席はなかった。
だから安心していたのに。

隣の人と話す必要なんてないと思っていたのに。

コミュ障で人見知りの私にとって、それは

「全裸で魔王を討伐しに行くくらい」

無理なことだ。

それを少なくとも一ヶ月は避けられると思っていたのに――。

「それでは、席を移動してください!」

地獄へのカウントダウンが始まる。

ガタガタと机を動かす音が、やけに耳に残る。

ああ、神様仏様。

どうか、どうか、話しやすい人でありますように。

席に着いて、そっと隣を見る。

その瞬間、不安は少しだけ薄れた。

高身長で、中性的な顔立ち。
物静かそうな雰囲気で、変に絡んできそうにもない。

――これなら、やっていけそう。

中学校生活、頑張れそうだ。



















このときの私は、
こんなにも辛くて、そして悲しい中学校生活一年目になるとは思ってもいませんでした。
























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