僕らの青春創作日記
「___ってなったんですよ」

その話に、思わず吹き出しそうになって、慌てて口元を押さえる。

それでも笑いは隠しきれなくて、肩が小さく震えた。

遼くんはあれから、給食準備中とか、ちょっとした空き時間に話しかけてくるようになった。

最初はびっくりした。

近くには華ちゃんもいるし、

後ろには遼くんと仲良くしている将真(しょうま)くんもいる。

なのにわざわざ、私に話しかけてくる。

なんでだろうと思ったけど、最近やっとわかった。

ズバリ、私のリアクションがいいからだ。

自分で言うのもなんだけど、私は笑いのツボが浅い。

くだらない話でも、すぐに笑ってしまう。

遼くんもそれに気づいて、話しかけてくるんだと思う。

華ちゃんや将真くんたちも、遼くんの話を聞いているのを見たことはあるけど、

私ほどリアクションは良くなかった。

だから必然的に、私に話すようになったんだろう。

彼の話は面白いし、楽しい。

でも正直、困る。

クラスの中心にいるような彼にこうやって話しかけられると、

自分もそっち側にいるんじゃないかって、勘違いしそうになるからだ。

だから困る。

困るはずなのに――

気づけば、遼くんと話す時間が少しだけ楽しみになっていた。
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