口説いてんの?

彼が薫子の額の汗を拭い、耳元で囁いた。

「やめましょうか?」

薫子は歯を食いしばり、シーツを握り締め

首を横に振った。

声も出ないくらいの痛みでも

彼の為に我慢したかった。

「力抜いて下さい」

薫子は、何度か大きく息を吐き

呼吸を整えると、いくらか楽になり

彼を受け入れることが出来た。

「薫さん・・・好きです・・・」

言葉と同時に、薫子の上で力尽きた。

正直ほっとした。

こんなにも痛いものかと・・・

想像してたより何倍も痛くて

これが快感に変わるのが信じられない。

薫子が、痛みと疑問で顔を歪めていると

彼が優しく問い掛けてきた。

「大丈夫ですか?」

「・・・あぁ・・・」


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