口説いてんの?
翌朝、目が覚めてメールを確認したけど
俊也から返事がきてない。
電話を掛けようかと思ったけど
早目に家を出て俊也の家へ向かった。
玄関のチャイムを鳴らすと
パジャマ姿の俊也が
驚いた表情で立っていた。
「薫子・・・どうした?」
「昨日さぁ、何か言いに来たんじゃないの?
メールしても返事ないし」
「あぁ・・・」
俊也の息が荒いので
薫子が額に手を当ててみると熱かった。
「熱あるよ」
「あぁ・・・昨日から身体がだるかった」
取りあえず、ベッドに寝かせ、頭を冷やした。
「今日、休むわ」
「そうだね。ご飯は食べれる?
何か買ってこようか?」
「いや、いい」
俊也は固く目を閉じた。