口説いてんの?

凪斗の順番だったので

俊也が呼びかけると、彼は凍り付いていた。

「凪斗?お前だよ」

彼は、俊也に向けた目をすぐに逸らし

四人組の女に移した。

薫子達も目を向けると

一人の女が凪斗を見ていた。

「誰?」

俊也の問い掛けを遮るように

女が話しかけてきた。

「凪斗君よね?眼鏡掛けてないから

 違うかなぁと思ったんだけど・・・」

凪斗に歩み寄った女は

茶髪をゆるく巻いて、ピンクのブラウスに

白のフレアースカートを履いていた。

ボーリングなのにスカートは・・・

だけど、お嬢様ぽくてよく似合っていた。

私よりは年下だけど

凪斗よりは年上にみえた。


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