口説いてんの?
それでもリーダー女は諦めず
俊也の後ろへ回り、腰をかがめた。
こっちのリーダーが
俊也に見えたからだろう。
「男四人より、良いと思いませんかぁ?」
俊也は、薫子へ視線を向け
凪斗の表情を窺った。
二人とも女達とは違う方向に目をやり
俊也が断ってくれるのを待っていた。
「男じゃないから」
「は?何言ってるんですか?」
「だから、コイツは男じゃなくて・・・女だから」
俊也が薫子を指差したので
女達が驚きの声を上げ、近付いてきた。
顔を覗き込み、目を見開いて
納得した表情で頷いた。
「薫さんは見せ物じゃないですっ!!!」
凪斗が女達に言い放った。