傲慢すぎる警視に衛られて愛される
控室のモニターには、チャペル前の映像がリアルタイムで映し出されていた。

真理恵が画面を見ながら言った。


「もう良いんじゃないの?」

「いや、これじゃ弱い」

鳴海が腕を組んだまま首を振った。


「そんな……」


真理恵が眉を寄せた時、竹内が不意に声を上げた。


「これ!」

「どうしたの?」


竹内は素早くパソコンを操作した。

モニターの映像がズームされていく。


「中田のポケットに……おそらくナイフが入ってます」


真理恵の顔色が変わった。

画面に映し出された中田のズボンのポケット。

そこから、わずかに柄のようなものが覗いている。
< 117 / 164 >

この作品をシェア

pagetop