傲慢すぎる警視に衛られて愛される
ストーカー犯罪対策係での初日がもうすぐ終わろうとしている。

外はすっかり暗くなっていた。

席は幸いにも逢坂から離れていた。

といっても本来の逢坂の席は愛の隣りだが、そこは使う気がないように資料でいっぱい。

逢坂の定位置はソファであると、この何時間で理解した。

愛は時計を見て帰る準備を始めた。

ソファをふと見るが、給湯室から逢坂を見ていない。

その時、奥にある部屋のドアが、がちゃりと開く。

どうやら仮眠室にいたようで、眠そうな顔をしながら出てきた。

そして、そのまま愛の隣りの席に向かってきたので、愛は目を反らした。

隣で机をあさる音がして愛の心臓は再びドキドキし始めた。


「竹内、行くぞ」


車のキーを見つけた逢坂が竹内に声をかける。


「あ、いや、その……」


竹内は逢坂に声をかけられ挙動不審な様子だ。


「あ、そうそう。ごめん、竹内くん、こっちで借りることになって。言うの忘れてた」

「マジすか?」


愛は顔をあげてしまい鳴海と目が合ってしまう。


(まずいっ)
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