傲慢すぎる警視に衛られて愛される
声の主は逢坂だった。

愛は目を丸くした。


「こいつは行かない」

「なんで? まだ仕事があるの?」

「……そうだ」


早坂は呆れたようにため息をついた。


「そ、それなら仕方がないね」


逢坂は早坂を一瞥したあと間に割って入り愛の腕を掴んだ。


「行くぞ」

「え、ちょ、逢坂さん!?」


愛は引きずられながら早坂を振り返った。

早坂は口元に手を当てて、肩を震わせていた。


「先生!」

「頑張れ~」


早坂がひらひらと手を振っていた。
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