傲慢すぎる警視に衛られて愛される
「衛、もう何年ぶり?」

朋は逢坂の腕に自然に触れた。

逢坂は動かなかった。

固まっているように見えた。


「こんなところで会うなんて。運命じゃない?」


朋がくすっと笑った。

その笑い方は綺麗だった。


「あなたは?」


朋が初めて愛に視線を向けた。

値踏みするような一瞬の視線だった。


「山下愛です。逢坂さんの部下で」

「部下? てことはあなたも警察官?」

「はい」

「ふーん」


朋はすぐに興味を失ったように愛から逢坂に視線を戻した。


「衛、少し話せない? 久しぶりだし」


すぐさま愛がそこにいないかのように逢坂に向き合う。


「陽太にも会いたいでしょ? 最近、また連絡取り合ってるのよ」


逢坂の顔が、かすかに動いた。


「最近? だってお前たち、結婚」

「してないわよ」


逢坂が眉をひそめた。


「色々あって。まあ、そういうこと」


朋はさらっと言って、また逢坂の腕に触れた。


「それより衛、久しぶりに話そうよ。ね?」
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