傲慢すぎる警視に衛られて愛される
「おそらく来るはずだ」


逢坂の一言に謎が残る。


「何がです?」


愛も窓の外を見た。

真凜が緊張した様子で辺りを気にしながら歩いているのが見えた。

マンションの近くには大きな公園があり、そこに向かっている様子である。


(今、こちらを見た気がしたけど)


その時だった。

物陰からすっと出てくる人物が目に入る。


「来た」

逢坂の声に愛は目を細めてマンションの前を見る。
それは紛れもなくストーカー張本人、熊田健吾だった。


「私、行きます」


愛は外に出ようと取っ手に手をかける。


「まだダメだ」


しかし逢坂が愛の手に自分の手をかぶせ止めた。


「何で止めるんですか」

「もう少し待て。確実に仕留めるんだ」

「そんな悠長なこと言ってる場合では」

「俺の邪魔をするなと言ったはずだ」
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