傲慢すぎる警視に衛られて愛される
その様子を見ながら、わざとらしく逢坂が愛に近づいて行った。


「どうした」


愛は震えながら逢坂を見上げる。


「お前、昨日、ニュース見てないのか」

「え?」

「今日まで、このニュースを見ていないのか」

「き、昨日はテレビをつけてなくて、スマホでも何もチェックしてなくて」

「これがお前の護り方か」

「え?」


愛は逢坂から目が離せなかった。

逢坂は愛の椅子を90度まわして自分の方へ向ける。

真理恵から手が離れた。


「逢坂くん!?」


愛は逢坂を上目遣いで見つめた。

まだ息がうまく吸えていない。

目が離せなかった。


「これがお前のいう護り方かって聞いてんだよ」


愛は逢坂から逃げるように椅子から滑り降りようとしたが、脚がもつれ、尻もちをついて床に倒れる。


「山下さん!」


愛はそのまま立てず放心状態。

ヘッドフォンをしていた竹内がそっと耳から外し、背を伸ばして愛を見ようとしている。

鳴海は愛と逢坂を交互に見ていた。

真理恵が愛に駆け寄って背中を支えた。


「逢坂くん、どういうこと?」


逢坂は愛の前にしゃがみこんだ。


「顔上げろ」
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