傲慢すぎる警視に守られて愛される
警視庁の一角にある小さな事務室。
ドアには手書きで『ストーカー犯罪対策係』と書かれたプレートがかかっている。
机が6つ向かい合うように左右に3つずつ並べられている。うち2つの机は資料とファイルで山積み。
机の島の後ろに壁にそって長めの古くてボロボロなソファが置いてある。
ソファの上には逢坂が顔に資料を乗せて寝ていた。
ここは新設されてまだ1年の部署である。
コーヒーの入ったコップを持って部屋に入ってくるのはここの係長、鳴海誠司と花園真理恵だ。真理恵はコップを2つ持っている。
「初日から遅れてくるなんて、大物ですね」
「どうやら通勤の電車内で盗撮犯を捕まえたらしい」
鳴海は自分の席へ座った。
真理恵はコーヒーを資料が山積みの机の隣りに置く。そこから顔を出したのは竹下蓮。
竹下は真理恵に向かって会釈しながら、「あ……ございます」とぼそっと言った。
「いいえ~」
真理恵はニコっと返す。
次に真理恵はソファへ向かい、逢坂の顔の前にコーヒーを出す。
逢坂は資料をずらして目をあけるとコーヒーを受け取り身体を起こした。
真理恵はソファの前にある自分の席に座る。鞄から水筒を取り出し飲んでいる。
「それで、今になって、なんで新人がこの係に来るんですか?」
「自分で希望して、ここに入ってきたんだよ」
「え?そんな子、いるんですか。何歳?」
鳴海は愛の履歴書をパソコンで表示する。
「25歳。去年まで交番勤務。高卒で警察官になり、警察学校の成績は上位。おぉ、警察学校内で射撃の成績はナンバーワン」
「あら、じゃあ逢坂くんと同じだ」
逢坂、興味なさそうにコーヒーを飲んでいる。
「まあ、ここで拳銃なんて使うことなさそうだけど」
「刑事課に声はかけられていたが、本人が断っていたらしい」
「え? じゃあ刑事じゃないの? じゃあここは無理じゃない? 一応、ここは刑事じゃないと」
「それがなぜか、ここが出来るって決まって所属を希望して、刑事試験を受けたと」
「1年で、パスしたんですか?」
「公休の日を利用して、刑事課に張り付いて研修したらしい」
真理恵は口笛を吹くようなしぐさで驚きを表している。
その後ろで逢坂は興味無さそうにコーヒーを一口飲んだ。
ドアには手書きで『ストーカー犯罪対策係』と書かれたプレートがかかっている。
机が6つ向かい合うように左右に3つずつ並べられている。うち2つの机は資料とファイルで山積み。
机の島の後ろに壁にそって長めの古くてボロボロなソファが置いてある。
ソファの上には逢坂が顔に資料を乗せて寝ていた。
ここは新設されてまだ1年の部署である。
コーヒーの入ったコップを持って部屋に入ってくるのはここの係長、鳴海誠司と花園真理恵だ。真理恵はコップを2つ持っている。
「初日から遅れてくるなんて、大物ですね」
「どうやら通勤の電車内で盗撮犯を捕まえたらしい」
鳴海は自分の席へ座った。
真理恵はコーヒーを資料が山積みの机の隣りに置く。そこから顔を出したのは竹下蓮。
竹下は真理恵に向かって会釈しながら、「あ……ございます」とぼそっと言った。
「いいえ~」
真理恵はニコっと返す。
次に真理恵はソファへ向かい、逢坂の顔の前にコーヒーを出す。
逢坂は資料をずらして目をあけるとコーヒーを受け取り身体を起こした。
真理恵はソファの前にある自分の席に座る。鞄から水筒を取り出し飲んでいる。
「それで、今になって、なんで新人がこの係に来るんですか?」
「自分で希望して、ここに入ってきたんだよ」
「え?そんな子、いるんですか。何歳?」
鳴海は愛の履歴書をパソコンで表示する。
「25歳。去年まで交番勤務。高卒で警察官になり、警察学校の成績は上位。おぉ、警察学校内で射撃の成績はナンバーワン」
「あら、じゃあ逢坂くんと同じだ」
逢坂、興味なさそうにコーヒーを飲んでいる。
「まあ、ここで拳銃なんて使うことなさそうだけど」
「刑事課に声はかけられていたが、本人が断っていたらしい」
「え? じゃあ刑事じゃないの? じゃあここは無理じゃない? 一応、ここは刑事じゃないと」
「それがなぜか、ここが出来るって決まって所属を希望して、刑事試験を受けたと」
「1年で、パスしたんですか?」
「公休の日を利用して、刑事課に張り付いて研修したらしい」
真理恵は口笛を吹くようなしぐさで驚きを表している。
その後ろで逢坂は興味無さそうにコーヒーを一口飲んだ。