傲慢すぎる警視に衛られて愛される
次に真理恵はソファへ向かい、逢坂の顔の前にコーヒーを出した。
逢坂は資料をずらして目をあけるとコーヒーを受け取り身体を起こした。
真理恵はソファの前にある自分の席に座る。
鞄から水筒を取り出し飲んだ。
「それで? 今になって、なんで新人がこの係に来るんですか?」
「自分で希望して、ここに入ってきたんだよ」
「え? そんな子いるんですか。何歳?」
鳴海は愛の履歴書をパソコンで表示する。
「25歳。去年まで交番勤務。高卒で警察官になり、警察学校の成績は上位。おぉ、警察学校内で射撃の成績はナンバーワン」
「あら、じゃあ逢坂くんと同じだ」
逢坂は興味なさそうにコーヒーを飲んでいた。
「まあ、ここで拳銃なんて使うことなさそうだけど」
「刑事課に声はかけられていたが本人が断っていたらしい」
「じゃあ刑事じゃないの? なら、ここは無理じゃない? 一応、対策係は刑事じゃないと」
「それがなぜか、ここが出来るって決まって所属を希望して、刑事試験を受けたと」
「1年でパスしたんですか?」
「公休の日を利用して刑事課に張り付いて研修したらしい」
真理恵は口笛を吹くようなしぐさで驚きを表した。
その後ろで逢坂は興味無さそうにコーヒーを一口飲んでいる。