傲慢すぎる警視に衛られて愛される
早坂にソファに座らされて先程からそわそわしていた。

2人きりになると妙な緊張感が覆う。


「お待たせ」


早坂がファイルを持って横に座った。


(前のソファではなく、なぜ横に?)


すると早坂が肩を震わせて笑い出す。


「な、なんですか?」

「キミ、本当に警察官? 心の声、駄々洩れなんだけど」


愛の顔はみるみる赤くなった。


「隣に座ったのは、この方が心の距離が近くなるでしょ」

「なんで!」

「なんでか、教えてあげようか」

「はい……」


早坂は愛の目の前に人差し指を持って行き、そのまま、ゆっくりソファを指示した。


「キミは目線が疑問の先へ向かう癖がある」


そう言うとクスっと笑った。


「す、すみません」

「いや、謝ることじゃない。僕としてはキミのようなわかりやすい子の方が信頼できる」

「信頼?」

「いや、何でもない」


早坂の瞳が揺れたのを愛は見逃さなかった。
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