傲慢すぎる警視に衛られて愛される
朋は頸部を浅く切られたが、一命は取り留めた。

それだけが、逢坂の唯一の救いだった。


「衛、朋が、怖かったって」


逢坂の奥歯に力が入った。

天井を見上げた。

蛍光灯が、ひどく眩しかった。


「衛、もう朋の前に現れないでくれ」

「え?」

「俺の前にも」


目代は逢坂を最後まで見なかった。


「わかった」
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