傲慢すぎる警視に衛られて愛される
警視庁に戻ったのは、日付が変わる少し前だった。

愛は竹内と別れてエレベーターを降りた。


「あれ」


声がして愛が顔をあげると早坂が部屋から出てきたところだった。


早坂が書類を抱えたまま、にっこりと笑う。


「張り込みでしたっけ。お疲れさま」

「先生こそ、こんな時間まで」

「相談者の記録をまとめていたら遅くなって」


早坂はちらっと腕時計を見た。


「お腹空いてない? 僕もちょうど終わったところなんだけど」


愛は一瞬、迷った。

迷ったことが顔に出たのか、早坂がふっと笑う。


「ご飯食べに行くだけだよ。怖い顔しないで」

「怖い顔なんて……」

「してる」


愛は思わず笑ってしまった。
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