傲慢すぎる警視に衛られて愛される

11章

数日の間、中田に動きはなかった。

愛もずっと美憂に付いているわけには行かず、もちろん他のストーカー被害者のケアに回っていた。

真理恵が帰宅して静かになった部屋で逢坂の声が響く。


「行くぞ」


その声にすぐさま愛は立ち上がった。

逢坂が足を止めて振り返る。


「誰もお前に言ってない」

「鳴海さん」


愛は係長に目で訴える。


「逢坂くん、山下さんを連れて行ってあげて」


逢坂が明らかにむすっとした表情。


「はい、いってらっしゃい」


逢坂は舌打ちして廊下に出た。


「鳴海さん、ありがとうございます!」


愛は急いで鞄を掴んで後を追う。
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