無能魔女の甘すぎる誤算 ~成り行きで助けた最強魔術師様が熱烈に求愛してくるのですが~
リディアは衝撃を受けた。
(さんざんレイを利用して、逃げられたら今度は追いかけて殺そうだなんて……)
沸々と怒りがわいてくる。
レイの前のご主人様に対しては最初から印象最悪だったが、これ以上ないところまで落ちたのをさらに突き破ってきた。どこの誰だか知らないが、そいつだけは絶対に許さないと誓う。
「レイ! レイの前の主人ってどんな人なの!? ちょっとしたヒントでいいから思い出せない?」
「うーん……黒髪のおっさん。歳は先生と同じかもうちょい上かな」
「黒髪?」
反応したのはシリルだ。
「師匠! もしかして、心当たりがあるんですか⁉」
リディアはシリルに訴える。
一方のシリルは、眉間にしわを寄せて難しい顔をしていた。
「俺と同年代で黒髪で、かなりの魔法の使い手。さらに、自由に動かせる魔法使いの配下が複数いる……」
「そうです! 心当たりあるんでしょ?」
リディアは詰め寄るが、シリルは難しい顔をしたまま黙り込んだままだ。
「師匠、聞いてます?」
「聞いている。リディア……もし俺の予想通りなら、これは一波乱あるぞ」
「一波乱?」
(さんざんレイを利用して、逃げられたら今度は追いかけて殺そうだなんて……)
沸々と怒りがわいてくる。
レイの前のご主人様に対しては最初から印象最悪だったが、これ以上ないところまで落ちたのをさらに突き破ってきた。どこの誰だか知らないが、そいつだけは絶対に許さないと誓う。
「レイ! レイの前の主人ってどんな人なの!? ちょっとしたヒントでいいから思い出せない?」
「うーん……黒髪のおっさん。歳は先生と同じかもうちょい上かな」
「黒髪?」
反応したのはシリルだ。
「師匠! もしかして、心当たりがあるんですか⁉」
リディアはシリルに訴える。
一方のシリルは、眉間にしわを寄せて難しい顔をしていた。
「俺と同年代で黒髪で、かなりの魔法の使い手。さらに、自由に動かせる魔法使いの配下が複数いる……」
「そうです! 心当たりあるんでしょ?」
リディアは詰め寄るが、シリルは難しい顔をしたまま黙り込んだままだ。
「師匠、聞いてます?」
「聞いている。リディア……もし俺の予想通りなら、これは一波乱あるぞ」
「一波乱?」