無能魔女の甘すぎる誤算 ~成り行きで助けた最強魔術師様が熱烈に求愛してくるのですが~
レイはリディアのお腹に回す腕に力を籠める。背中にレイの胸の温かさを感じてリディアの心臓は跳ねた。
「リディア、俺の顔が好きなの?」
「へ?」
「綺麗な顔って言ってた」
まさか聞かれていたとは思っていなかったので、リディアは動揺する。
「そ、それは……」
「俺はリディアの顔、好きだよ」
レイはリディアの首筋に額をこすりつける。
「リディアの顔も、声も、喋り方も、性格も、全部好きだよ。だから、ずっと一緒にいようね」
「レイ……」
それはきっと、奴隷商に売られていたレイを買ったのがたまたまリディアだったから。
もし違う人がレイを買っていたら、レイはその人を好きになったのよ。
それに、その『好き』は子供が親を慕う『好き』のようなものであって、恋人を慈しむ『好き』とは違うのよ。
そう言いたい気持ちになったが、リディアは口をつぐむ。
レイの気持ちは、レイのものなのだから、リディアが否定してはいけない気がしたのだ。
(もう少ししたら、他の女の子にも興味を持つはずよね)
きっと、リディアより若くて、綺麗で、無能魔女だなんて言われないような子を好きになるだろう。
「リディア、俺の顔が好きなの?」
「へ?」
「綺麗な顔って言ってた」
まさか聞かれていたとは思っていなかったので、リディアは動揺する。
「そ、それは……」
「俺はリディアの顔、好きだよ」
レイはリディアの首筋に額をこすりつける。
「リディアの顔も、声も、喋り方も、性格も、全部好きだよ。だから、ずっと一緒にいようね」
「レイ……」
それはきっと、奴隷商に売られていたレイを買ったのがたまたまリディアだったから。
もし違う人がレイを買っていたら、レイはその人を好きになったのよ。
それに、その『好き』は子供が親を慕う『好き』のようなものであって、恋人を慈しむ『好き』とは違うのよ。
そう言いたい気持ちになったが、リディアは口をつぐむ。
レイの気持ちは、レイのものなのだから、リディアが否定してはいけない気がしたのだ。
(もう少ししたら、他の女の子にも興味を持つはずよね)
きっと、リディアより若くて、綺麗で、無能魔女だなんて言われないような子を好きになるだろう。