無能魔女の甘すぎる誤算 ~成り行きで助けた最強魔術師様が熱烈に求愛してくるのですが~
「もし裏で今回の件の糸を引いているのが前のご主人さまだったとしたら……正直言ってあいつは強い。リディアのことは全力で守るけど、いざというときにリディア自身も魔法を使えたら、身を護る術になる」
「…………」
すぐには「はい」と言えなかった。
フォシニなんて制度、大嫌いだ。
幼いときに大切な友達であるジェイを失い、こんな制度がなければと、リディアは切に願った。あのときリディアは、生涯フォシニなんて持たないと誓ったのだ。
「リディアの気持ちはわかるんだけど、魔力供給自体は悪じゃない。先生だって、定期的に魔力供給を受けていたけど、フォシニと良好な関係を気づいていただろう?」
「それは……」
リディアは言葉に詰まる。
レイの言う通り、王宮魔術師であったシリルにもフォシニがいた。ただ、普通のフォシニと違うのは、シリルのフォシニは彼の友人だという点だ。
シリルはいつも双方合意の元で、必要最低限の量だけ魔力の供給を受けていた。リディアも何回かシリルのフォシニに会ったことがあるが、いつも二人で親しげに笑い合っていた姿が印象に残っている。
「…………」
すぐには「はい」と言えなかった。
フォシニなんて制度、大嫌いだ。
幼いときに大切な友達であるジェイを失い、こんな制度がなければと、リディアは切に願った。あのときリディアは、生涯フォシニなんて持たないと誓ったのだ。
「リディアの気持ちはわかるんだけど、魔力供給自体は悪じゃない。先生だって、定期的に魔力供給を受けていたけど、フォシニと良好な関係を気づいていただろう?」
「それは……」
リディアは言葉に詰まる。
レイの言う通り、王宮魔術師であったシリルにもフォシニがいた。ただ、普通のフォシニと違うのは、シリルのフォシニは彼の友人だという点だ。
シリルはいつも双方合意の元で、必要最低限の量だけ魔力の供給を受けていた。リディアも何回かシリルのフォシニに会ったことがあるが、いつも二人で親しげに笑い合っていた姿が印象に残っている。