無能魔女の甘すぎる誤算 ~成り行きで助けた最強魔術師様が熱烈に求愛してくるのですが~
カーティスは、持っていた鞄から冊子を取り出すと、開いたページを見せるようにレイに差し出す。そこに書かれていた挿絵を見て、レイは目を見開いた。
忘れるはずがない。自分をフォシニにして散々魔力を奪い続けた男が、そこには描かれていた。
「なんでこの男が?」
「やはりそうですか。これは、魔法庁長官のダリウス・クロウウェルです。これは、つい最近開催された魔法学会で議長を務めた様子が、学会誌に掲載されたものです」
「ダリウス・クロウウェル……」
レイはさんざん自分を苦しめ続け、リディアまでもを奪った宿敵の名を呟く。絶対に忘れないように。
「もしこの男に間違いないなら、もしかするとレイさんの言う場所はこの塔の中かもしれません。地下に、長官専用の研究室が用意されていますので」
カーティスは白亜の塔を指した。
「すぐに助けに行かないと。あいつ、善人づらしているけど実際はクズなんだ」
忘れるはずがない。自分をフォシニにして散々魔力を奪い続けた男が、そこには描かれていた。
「なんでこの男が?」
「やはりそうですか。これは、魔法庁長官のダリウス・クロウウェルです。これは、つい最近開催された魔法学会で議長を務めた様子が、学会誌に掲載されたものです」
「ダリウス・クロウウェル……」
レイはさんざん自分を苦しめ続け、リディアまでもを奪った宿敵の名を呟く。絶対に忘れないように。
「もしこの男に間違いないなら、もしかするとレイさんの言う場所はこの塔の中かもしれません。地下に、長官専用の研究室が用意されていますので」
カーティスは白亜の塔を指した。
「すぐに助けに行かないと。あいつ、善人づらしているけど実際はクズなんだ」