無能魔女の甘すぎる誤算 ~成り行きで助けた最強魔術師様が熱烈に求愛してくるのですが~
「おい、小僧。聞いたか。私はこの国に必要な人間だ。一方のお前は、もともと存在を忘れ去られた人間だ。どちらが生き残るべきかなど、明らかだろう」
「こいつ……」
シリルが怒りをあらわにする。
しかし、ダリウスの言うことには一理あった。
結界が消えれば、多くの魔獣が侵入してきて多数の市民が犠牲になる。それを防ぐには、ダリウスが結界を作り直すのが一番だ。
「何言ってるの?」
レイは冷ややかにダリウスを見つめる。
「あんたに作れた結界ぐらい、俺に作れないわけがないだろう? おい、そこの魔術師さん。俺を連れていけ」
「……あなたは?」
王宮魔術師は戸惑ったように聞き返す。
「彼は私の信頼のおける友人で、大魔術師です。心配ありません。力になってくれるでしょう」
レイの代わりに、カーティスが答える。
「それであれば……。行きましょう」
王宮魔術師を、レイとカーティスが追いかけた。
その後、地下室にはリディアとシリルとダリウスの三人が取り残された。ダリウスは床に転がりもだえ苦しんでいる。
「こいつ……」
シリルが怒りをあらわにする。
しかし、ダリウスの言うことには一理あった。
結界が消えれば、多くの魔獣が侵入してきて多数の市民が犠牲になる。それを防ぐには、ダリウスが結界を作り直すのが一番だ。
「何言ってるの?」
レイは冷ややかにダリウスを見つめる。
「あんたに作れた結界ぐらい、俺に作れないわけがないだろう? おい、そこの魔術師さん。俺を連れていけ」
「……あなたは?」
王宮魔術師は戸惑ったように聞き返す。
「彼は私の信頼のおける友人で、大魔術師です。心配ありません。力になってくれるでしょう」
レイの代わりに、カーティスが答える。
「それであれば……。行きましょう」
王宮魔術師を、レイとカーティスが追いかけた。
その後、地下室にはリディアとシリルとダリウスの三人が取り残された。ダリウスは床に転がりもだえ苦しんでいる。