無能魔女の甘すぎる誤算 ~成り行きで助けた最強魔術師様が熱烈に求愛してくるのですが~
(フォシニの契約を結ばずに魔力供給を受けると体内に深刻なダメージを負うっていうのは習ったけど……こんなふうになっちゃうんだ)
初めて見る光景に、リディアは動揺する。
けれど、レイを散々苦しませ続け、自分を殺そうとした相手だ。許す気はないし、同情もしない。むしろ、こんなことで終わらせては生ぬるいと思った。
「師匠。私、この男にはどうしても罪を償わせたいんです。レイの私刑ではなく、ちゃんとした刑罰で」
「ああ、俺もそれがいいと思う。ちょうどいい方法を見つけたんだ」
「ちょうどいい方法?」
「ああ、言い逃れのできない方法で、レイが王族でありこいつが何をしてきたのか、証明しよう」
シリルは自信満々にそう言い切ると、口の端を上げた。
◇ ◇ ◇
一方その頃、王城では緊急会議が招集され、緊迫した様子を見せていた。
「結界が急に消えるとは何事だ! ダリウスは何をしている!」
声を荒らげたのは国王だ。
「執務室には姿が見えず、地下の研究室にいないか部下に確認に向かわせました」
冷や汗をかきながら頭を下げるのは、魔法庁の幹部の一人だ。
初めて見る光景に、リディアは動揺する。
けれど、レイを散々苦しませ続け、自分を殺そうとした相手だ。許す気はないし、同情もしない。むしろ、こんなことで終わらせては生ぬるいと思った。
「師匠。私、この男にはどうしても罪を償わせたいんです。レイの私刑ではなく、ちゃんとした刑罰で」
「ああ、俺もそれがいいと思う。ちょうどいい方法を見つけたんだ」
「ちょうどいい方法?」
「ああ、言い逃れのできない方法で、レイが王族でありこいつが何をしてきたのか、証明しよう」
シリルは自信満々にそう言い切ると、口の端を上げた。
◇ ◇ ◇
一方その頃、王城では緊急会議が招集され、緊迫した様子を見せていた。
「結界が急に消えるとは何事だ! ダリウスは何をしている!」
声を荒らげたのは国王だ。
「執務室には姿が見えず、地下の研究室にいないか部下に確認に向かわせました」
冷や汗をかきながら頭を下げるのは、魔法庁の幹部の一人だ。