無能魔女の甘すぎる誤算 ~成り行きで助けた最強魔術師様が熱烈に求愛してくるのですが~
3.レイと魔法
3.レイと魔法
リディアには、日課がある。
それは……毎朝、とある飲み物を飲むこと!
朝食の後、リディアはテーブルに置いたコップを前に深呼吸した。
コップの中には深緑色のどろりとした液体が入っている。魔力を帯びた薬草を煮詰めた薬草汁だ。
フォシニを持たないリディアに、これを飲めば、ほんの少しだけ魔力を吸収できると、薬の作り方を教えてくれた師匠が教えてくれたのだ。
「……よし! 飲むわ」
リディアはぐっと気合を入れると、コップを手に持ち口元に近づける。
一気に液体を流し込んだ瞬間、口の中に何とも言えない苦みが広がった。
「にっが……! まずーい!」
思わず両手で口を押さえる。
「うー、苦い! どうしてこんなに苦いの!? 昨日より苦い気がするわ!」
本音を言うと、二度と飲みたくない味だ。
しかし、フォシニを持たないリディアにとって、植物から吸収できる僅かな魔力は、唯一の魔力供給源だ。調薬の際に魔法で効果を高めるためには、どうしてもこれを飲む必要がある。
砂糖を入れたり、はちみつを入れたりと色々試してみたものの、この特性ドリンクの味は全く良くならない。むしろ苦さが増しているように感じるのはなぜだろうか。
あまりの苦さに思わず涙目になったリディアを、向かいに座っていたレイはじっと見つめる。
「無理して飲まなければいいのに」
「無理して飲まないと、魔力が吸収できないの」
リディアには、日課がある。
それは……毎朝、とある飲み物を飲むこと!
朝食の後、リディアはテーブルに置いたコップを前に深呼吸した。
コップの中には深緑色のどろりとした液体が入っている。魔力を帯びた薬草を煮詰めた薬草汁だ。
フォシニを持たないリディアに、これを飲めば、ほんの少しだけ魔力を吸収できると、薬の作り方を教えてくれた師匠が教えてくれたのだ。
「……よし! 飲むわ」
リディアはぐっと気合を入れると、コップを手に持ち口元に近づける。
一気に液体を流し込んだ瞬間、口の中に何とも言えない苦みが広がった。
「にっが……! まずーい!」
思わず両手で口を押さえる。
「うー、苦い! どうしてこんなに苦いの!? 昨日より苦い気がするわ!」
本音を言うと、二度と飲みたくない味だ。
しかし、フォシニを持たないリディアにとって、植物から吸収できる僅かな魔力は、唯一の魔力供給源だ。調薬の際に魔法で効果を高めるためには、どうしてもこれを飲む必要がある。
砂糖を入れたり、はちみつを入れたりと色々試してみたものの、この特性ドリンクの味は全く良くならない。むしろ苦さが増しているように感じるのはなぜだろうか。
あまりの苦さに思わず涙目になったリディアを、向かいに座っていたレイはじっと見つめる。
「無理して飲まなければいいのに」
「無理して飲まないと、魔力が吸収できないの」