無能魔女の甘すぎる誤算 ~成り行きで助けた最強魔術師様が熱烈に求愛してくるのですが~
「……さてはわざと濡れたまま出てきているわね?」
リディアは頬を膨らませる。
レイは楽しげにくすくすと笑った。
「……ねえ、レイ。レイは魔法使いなの?」
「よくわかんない。見よう見まねでやったら、使えた」
「見よう見まね?」
リディアは呆気にとられてレイを見つめる。
魔法使いの素質がある人でも、魔法を使うのにはある程度の訓練が必要だとされている。それなのに、なんの訓練も受けずにあんな高度な魔法を使えるなんてあり得るのだろうか。
「じゃあ、フォシニだったって言うのは嘘なの?」
「本当だよ。物心ついたときから、ずっとフォシニ」
「え? それって、魔力を生成できるうえに、魔法も使えるということ?」
「多分?」
「それってすごいよ、レイ! つまり、純正の魔法使いってことだよね?」
リディアは興奮気味にまくしたてる。
一般的に、人は三種類に分けられる。魔法を使うもの、魔力を生成するもの、そのどちらでもないものだ。
しかし、極めてまれに魔力を生成できるうえに魔法も使える者が現れることがある。彼らがソルヴィアだ。
リディアは頬を膨らませる。
レイは楽しげにくすくすと笑った。
「……ねえ、レイ。レイは魔法使いなの?」
「よくわかんない。見よう見まねでやったら、使えた」
「見よう見まね?」
リディアは呆気にとられてレイを見つめる。
魔法使いの素質がある人でも、魔法を使うのにはある程度の訓練が必要だとされている。それなのに、なんの訓練も受けずにあんな高度な魔法を使えるなんてあり得るのだろうか。
「じゃあ、フォシニだったって言うのは嘘なの?」
「本当だよ。物心ついたときから、ずっとフォシニ」
「え? それって、魔力を生成できるうえに、魔法も使えるということ?」
「多分?」
「それってすごいよ、レイ! つまり、純正の魔法使いってことだよね?」
リディアは興奮気味にまくしたてる。
一般的に、人は三種類に分けられる。魔法を使うもの、魔力を生成するもの、そのどちらでもないものだ。
しかし、極めてまれに魔力を生成できるうえに魔法も使える者が現れることがある。彼らがソルヴィアだ。