無能魔女の甘すぎる誤算 ~成り行きで助けた最強魔術師様が熱烈に求愛してくるのですが~
王宮魔術師をしている者はソルヴィアが多いと聞いたことがあるが、まさかフォシニとして扱われていた青年がソルヴィアだったとは驚きだ。
(やっぱり、早めにレイを師匠に会わせよう)
何も魔法について学んだことがないのにあれだけ魔法を使いこなせるなら、きちんと学んだらどれほど素晴らしい魔法使いになるだろう。それに、魔法を自由自在に使いこなせるようになれば、その力を活用して自立もできるはずだ。
一方のレイは、何か言いたげにリディアを見つめる。
「レイ、どうかしたの?」
「リディアは俺のこと、怖くない?」
すがるような目で見つめられ、ハッとする。
魔獣に襲われたとき、リディアはレイに対して得体の知れない恐怖を感じた。あのときは何も言わなかったけれど、レイはそれを敏感に感じ取っていたのだろう。
「怖くないよ。だって、レイだもん」
そして、自分が肝心の言葉を言っていなかったことに気付く。
「レイ、助けてくれてありがとう」
「うん」
レイは嬉しそうに微笑んだ。
◇ ◇ ◇
それは、魔獣が現れた翌日の昼過ぎのことだった。
(やっぱり、早めにレイを師匠に会わせよう)
何も魔法について学んだことがないのにあれだけ魔法を使いこなせるなら、きちんと学んだらどれほど素晴らしい魔法使いになるだろう。それに、魔法を自由自在に使いこなせるようになれば、その力を活用して自立もできるはずだ。
一方のレイは、何か言いたげにリディアを見つめる。
「レイ、どうかしたの?」
「リディアは俺のこと、怖くない?」
すがるような目で見つめられ、ハッとする。
魔獣に襲われたとき、リディアはレイに対して得体の知れない恐怖を感じた。あのときは何も言わなかったけれど、レイはそれを敏感に感じ取っていたのだろう。
「怖くないよ。だって、レイだもん」
そして、自分が肝心の言葉を言っていなかったことに気付く。
「レイ、助けてくれてありがとう」
「うん」
レイは嬉しそうに微笑んだ。
◇ ◇ ◇
それは、魔獣が現れた翌日の昼過ぎのことだった。