無能魔女の甘すぎる誤算 ~成り行きで助けた最強魔術師様が熱烈に求愛してくるのですが~
「よし。今日はこんなもんでいいだろう」
シリルはにやっと笑う。それを確認してから、リディアは二人に近づいた。
「レイ、お疲れ様」
「リディア!」
「レイはすごいね。最初の頃とは比べ物にならないよ。ですよね、師匠?」
リディアはシリルに同意を求める。
「ああ、そうだな。俺が今まで見た奴の中でもだんとつの、呑み込みのよさだ」
ふたりから褒められ、レイは照れくさそうな顔をする。こういうところが、まだ少年ぽさが残っているなと感じる。
リディアは町で買ったスイカを、ふたりのためにカットする。三人は店の前の縁石に並んで座り、それを食べ始めた。
「……正直、最初にレイが見よう見まねで覚えたって言っているのを聞いたときは、さすがにそれはないだろうって思ってたんだ。だが、この呑み込みの早さから判断するに本当にそうなのかもな」
「そうだって言ってるだろ」
嘘つき呼ばりされ、レイは眉根を寄せる。
「そう怒るなよ。それくらい、異常なことだってことだ。端的に言うと、化け物だな」
「先生?」
レイはじとっとシリルを見る。
シリルはにやっと笑う。それを確認してから、リディアは二人に近づいた。
「レイ、お疲れ様」
「リディア!」
「レイはすごいね。最初の頃とは比べ物にならないよ。ですよね、師匠?」
リディアはシリルに同意を求める。
「ああ、そうだな。俺が今まで見た奴の中でもだんとつの、呑み込みのよさだ」
ふたりから褒められ、レイは照れくさそうな顔をする。こういうところが、まだ少年ぽさが残っているなと感じる。
リディアは町で買ったスイカを、ふたりのためにカットする。三人は店の前の縁石に並んで座り、それを食べ始めた。
「……正直、最初にレイが見よう見まねで覚えたって言っているのを聞いたときは、さすがにそれはないだろうって思ってたんだ。だが、この呑み込みの早さから判断するに本当にそうなのかもな」
「そうだって言ってるだろ」
嘘つき呼ばりされ、レイは眉根を寄せる。
「そう怒るなよ。それくらい、異常なことだってことだ。端的に言うと、化け物だな」
「先生?」
レイはじとっとシリルを見る。