無能魔女の甘すぎる誤算 ~成り行きで助けた最強魔術師様が熱烈に求愛してくるのですが~
「レイ。お前、もうすぐ行われる王宮魔術師の採用試験を受けてみろ」
「王宮魔術師の採用試験?」
レイは首をかしげる。
「王宮魔術師になるための試験だ。通れば、正式に国に仕える魔法使いになる」
「え! レイ、すごい!」
リディアは興奮気味に言う。
王宮魔術師は、魔法使いの中でも極めて優秀な一握りだけがなれる。もし王宮魔術師になれば例えば王宮に自由に出入りできるなど貴族のような特権が与えられるだけでなく、国から衣食住も保証される。多くの魔法使いたちの憧れの職業だ。
「お前なら間違いなく受かる」
シリルは断言する。
「レイ、どう?」
リディアはレイの顔を覗き込む。レイは、ほんの一瞬だけ考える様子を見せてから、首を横に振る。
「リディアも受けるの?」
「私は受けないわよ。受けても受からないし」
「じゃあ、俺も受けない」
「え?」
「興味ない」
「でも……」
「だって、リディアがいないし」
あまりにも当然のように言うので、リディアとシリルは呆気に取られる。
(え? 私がいないから受けない? 本気? そんな理由で?)
「王宮魔術師の採用試験?」
レイは首をかしげる。
「王宮魔術師になるための試験だ。通れば、正式に国に仕える魔法使いになる」
「え! レイ、すごい!」
リディアは興奮気味に言う。
王宮魔術師は、魔法使いの中でも極めて優秀な一握りだけがなれる。もし王宮魔術師になれば例えば王宮に自由に出入りできるなど貴族のような特権が与えられるだけでなく、国から衣食住も保証される。多くの魔法使いたちの憧れの職業だ。
「お前なら間違いなく受かる」
シリルは断言する。
「レイ、どう?」
リディアはレイの顔を覗き込む。レイは、ほんの一瞬だけ考える様子を見せてから、首を横に振る。
「リディアも受けるの?」
「私は受けないわよ。受けても受からないし」
「じゃあ、俺も受けない」
「え?」
「興味ない」
「でも……」
「だって、リディアがいないし」
あまりにも当然のように言うので、リディアとシリルは呆気に取られる。
(え? 私がいないから受けない? 本気? そんな理由で?)