台本通りの恋はしない!―仕組まれた恋リアで、本気で恋しちゃダメですか?―
じっと真顔で爽真を見ると、その表情が止まる。
少しして、呆れたみたいな溜め息が聞こえた。
「……まぁ、春野には。
できれば聞きたくなかったけど」
だよね、と頷くと、爽真は腕を組み直した。
「で?本題は白石だろ?」
光の薄い切れ長の目が、私を見下ろす。
なんとなく見透かされてるみたいな気持ちになった。
「……まぁ。そう」
ソファに深く背を預けて、唇を尖らせながら頷く。
爽真は私を見たまま黙って、話を聞く姿勢になった。
「…前に爽真たちと私で、キャラ設定の造りが違うって話になったでしょ?」
私は完全に作ったキャラを指定されて、
爽真たちは自分を誇張した程度って話。
「あれさ、もっと階層が分かれてるって思ってて」
爽真の眉がぴくりと動く。
私は説明を続けた。
「大和・彩加・ひより・陸に関しては、ほとんど素――
つまり、キャラ付けの指示すらされてないんじゃないかって」