台本通りの恋はしない!―仕組まれた恋リアで、本気で恋しちゃダメですか?―
「だから悪意なんて、爽真も一緒に笑い飛ばしてよ。
最後はちゃんと、全員見返してやるからさ!」
明るくそう言うと、爽真の目が大きく見開く。
爽真の口から、長いため息が漏れた。
「……強メンタルかよ」
「あっそれ。私も最初爽真に思った!」
爽真の手がポンの私の頭に乗る。
見上げれば、困ったような顔をして、小さく笑っていた。
「降参。瑠奈の言う通りにする」
「爽真ならそう言ってくれると思った!」
「……納得はしてないからな」
「でも降参させたもん。私の勝ちー」
「あ?」
話しながら2人一緒にソファに座る。
右が爽真で、左が私。
「見返すって、具体的にどうやるんだよ」
「さぁ?知らない。今決めたから」
「は?」
キッチリ悪女を演じきって、ド派手に散るつもりだったけど。
それで爽真まで傷つくなら、
悪女のまま、世間に受け入れられる道を探そうじゃないの。