台本通りの恋はしない!―仕組まれた恋リアで、本気で恋しちゃダメですか?―
(ホラー映画でも観てんのか!
……ある意味ホラーではあるけども)
「……」
温い手。
だけど、隙間なく握られてるせいで、ほんのりとその熱が私の手に移ってくる。
ちょっとだけ恥ずかしくなり始めた時。
――クシャッ
画面の中で、ピーマン殺人事件が起こった。
>>え?
「は?」
えっ?
私に潰されたピーマンがカメラに抜かれた瞬間、コメント欄からもこの場からも、空気が抜ける音がした。
画面の中は、呆然とする彩加と大和。
笑い出す紫苑に、苦しい誤魔化し笑いの私。
そっと爽真の視線が私に持ち上がる。
「……“プロ意識ではカバーできないこと”って、これ?」
「――〜〜っ、」
冷静なツッコミに、顔が真っ赤になって唇が震える。
恥ずかしすぎるっ!また黒歴史が増えた。
「もう消えたい。こんなの一生の恥!」