台本通りの恋はしない!―仕組まれた恋リアで、本気で恋しちゃダメですか?―
「回りくどいの嫌いだから、はっきり聞くけど……
瑠奈はあたし達と仲良くする気、あんの?」
――胸がズキンと痛んで、言葉に詰まる。
嫌われ者の悪女。
ここにいる間、私に許されている答えはそれだけだ。
けど。
「…………あるよぉ?」
可愛く作った声と、軽薄な態度に本音を隠す。
彩加の顔が、キッとさらに険しくなった。
「少しも思ってないじゃん!
もういい!美玲、ひより、行こ」
勢いよく踵を返して、狼狽えるひよりの手を取り女子フロアへ消えていく。
これでいい。これで。
私はここに、仲良しごっこをしにきたわけじゃない。
そう強がった時、2人に続いて階段を上りかけた美玲がふと足を止め振り返った。