台本通りの恋はしない!―仕組まれた恋リアで、本気で恋しちゃダメですか?―

今度は彩加の方が緊張した顔をしている。
大和は覚悟を決めたように、緊張で顰めた顔を真っ直ぐ彼女へ向けている。


――本当は、ずっと。


「俺は、彩加の明るさと笑顔に救われてた。
好きです。俺と付き合ってください」


ずっと誠実に、彩加に向かって手が伸びる。
赤くなった彩加の肩がひくんと揺れて、かと思えば次の瞬間、大和に勢いよく飛び込んでいった。

明るい髪色のポニーテルが、爽やかな空にふわりと尾を引く。


「はい!よろしくお願いします!」


一期の報われない一途キャラと、恋になれない応援団長。

そんな2人の本当の恋が、青い海の前で成立した。


――抱き合う2人の絵が、フェードアウトしていく。
次に映ったのは、毎日見てたテラス。


そこに並ぶのは、ひよりと陸だ。

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