台本通りの恋はしない!―仕組まれた恋リアで、本気で恋しちゃダメですか?―
――陸とひよりの告白シーンがフェードアウトしたあと、今度はいきなりダイジェストが流れ出す。


『実は俺も奥手だからさ、
ちょっとずつ慣れてこーよ。お互い』

『気になる人……は、あの、もっと話してみたいっていう意味で……紫苑くん』

BGMはなく、重要なシーンの意味深なセリフと回想。
紫苑と美玲の純粋で初心なカットに、飄々としている爽真のカットも混ざる。

――第一印象は?

『……強いて言うなら、美玲』

このセリフの直後、爽真と美玲のカット、美玲を挟む2人のカットが増える。


説明抜きで否応なく突きつけてくる。
ここからは、公式三角関係の決着ターンだ。


胸にギュッと、強い緊張が戻ってくる。
画面に爽真が映るたびに、目を逸らしたくなるのを必死に堪えた。


紫苑は、美玲は、……爽真は。
台本通りの恋に、どう決着をつけるんだろう?


“爽真→瑠奈”の疑惑は消した。

あとはこのメインルートを、台本に沿って3人が綺麗に閉じるだけだ。
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