台本通りの恋はしない!―仕組まれた恋リアで、本気で恋しちゃダメですか?―
同じ空、同じ海なのに、他とは緊張の圧が違う告白シーン。
このドキドキ感は単純に、美玲の答えが見えないせいだけじゃない気がする。
「来てくれてありがとう、美玲ちゃん」
直前のシーンとは逆の台詞。
画的に待っていたのは美玲だけど、呼び出したのは紫苑だから、この台詞で合っている。
「答えは決まった?」
言葉の割に圧のない爽やかで柔らかい口調。
紫苑は最後まで、完璧な王子像を崩さない。
「……うん。大丈夫。
ちゃんと決めてきたよ」
一方の美玲は、緊張に覚悟を滲ませた本当の顔。
紫苑の笑みが、ひっそりと深まった。
「そっか。……じゃあ俺がこれから伝えること、聞いてね」
ザザンと、深い波の音が耳に届く。
少女漫画の見開き1ページのような世界。
緊張を演じて俯いてからまた美玲を見る紫苑は、息を呑むほど清廉だった。
「俺は、美玲ちゃんのことが好きです。
よければ俺と、付き合ってください」
深く腰を折って、手を差し出す。
迷う美玲とその手の向こうに、青い海がキラキラと輝いている。
このドキドキ感は単純に、美玲の答えが見えないせいだけじゃない気がする。
「来てくれてありがとう、美玲ちゃん」
直前のシーンとは逆の台詞。
画的に待っていたのは美玲だけど、呼び出したのは紫苑だから、この台詞で合っている。
「答えは決まった?」
言葉の割に圧のない爽やかで柔らかい口調。
紫苑は最後まで、完璧な王子像を崩さない。
「……うん。大丈夫。
ちゃんと決めてきたよ」
一方の美玲は、緊張に覚悟を滲ませた本当の顔。
紫苑の笑みが、ひっそりと深まった。
「そっか。……じゃあ俺がこれから伝えること、聞いてね」
ザザンと、深い波の音が耳に届く。
少女漫画の見開き1ページのような世界。
緊張を演じて俯いてからまた美玲を見る紫苑は、息を呑むほど清廉だった。
「俺は、美玲ちゃんのことが好きです。
よければ俺と、付き合ってください」
深く腰を折って、手を差し出す。
迷う美玲とその手の向こうに、青い海がキラキラと輝いている。