明日マネージャーやめます!
 「だ、だよねー!趣味悪いよね、こんなの!」

 そう言って、ぐちゃりとキーホルダーを握り潰す。


 それを見た女子は安心したように笑った。





 「だよねー!良かった!あ!私そろそろ部活行くから!またね!橘!」


 ヒラヒラと手を振りながら女子軍団と佐藤が出ていく。



 俺は握りしめた拳をゆっくりと開いた。


 そこには、無理にちぎり取られ、綿がででいる可哀想な恐竜の姿があった。

 「ごめんッ、ごめんっ、こんなことして…!」

 ボロボロになってしまった恐竜を見ながら、誓ったんだ。

 もう絶対、この趣味のことは誰にも言わない、って。
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