一途な社長に溺愛を教え込まれた夜
「慧さん……っ、私、どうなっちゃうの……」

「壊れるまで愛してやる」

彼はそう言うと、私の唇を再び塞いだ。

今度は、言葉を交わすためのキスではなく、お互いの魂を確かめ合うような、深く、深い接吻だった。

重なる吐息。甘い沈黙。

部屋の中には二人の心音だけが響いている。

冷徹な社長という仮面を脱ぎ捨てた彼は、今、私の前でただの愛に飢えた男性として存在している。

彼の手が私を導き、彼の情熱が私を塗り替えていく。

「美優、愛している」

耳元で囁かれたその言葉に、私は涙が滲むほど満たされた。

失敗だらけだった私の人生。

自信なんて、何一つ持てなかった私が、今、この人の腕の中で、世界で一番幸せな女になっている。

「……慧さん、私も……っ!」

二人の想いが重なり、熱い夜が加速していく。

彼は私を抱きしめ、私は彼に身を委ねる。

窓の外の夜景が、まるで私たちの門出を祝福しているかのようにキラキラと輝いている。

もう何もいらない。

ただこの人の腕の中で、溺れるように愛されたい。

そんな祈りを胸に、私は彼の情熱をすべて受け入れた。

この溺愛の檻は、私にとって何よりも甘く、そして心地よい永遠の場所なのだと、確信しながら。
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