一途な社長に溺愛を教え込まれた夜

第4章 溺愛の始まり

慧さんは私を抱き上げると、そのまま寝室へと続く扉を開けた。

柔らかなシーツが広がるベッドへ私を押し倒し、覆いかぶさってくる。

彼の瞳には、これまでに見たことのないほどの濃密な情熱が宿っていた。

「美優」

その低い声に身が震える。

今、ここで全てを受け入れるのだという実感が、全身の毛穴を熱くさせた。

でも、どうしても心のどこかで冷静になろうとする自分がいて、肌を晒すことに言いようのない恥じらいを感じてしまった。

「……慧さん、シャワー浴びたい」

空気を壊すような言葉を口にしてしまい、私はハッとして唇を噛んだ。

また、大切な場面で雰囲気を損なうようなことを言ってしまった。

自己嫌悪で俯いた私を、慧さんは優しく見つめ、クスクスと笑い声を漏らした。

「いいよ。一緒に入ろう」

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