一途な社長に溺愛を教え込まれた夜
「君の全てを、俺のものにしたい。……受け取ってほしい、俺の愛の証を」

彼の言葉が、私の深淵を射抜く。

それは、彼の熱い鼓動を、彼の命そのものを私の身の中に受け入れるということ。

これから私の身体の中で、彼と私の絆が深く根を張るかもしれないという、特別な予感。

私はその尊い証を受け入れる準備が、最初からできていた。

「慧さん……私も、欲しい……っ。あなたのすべてが……っ」

「美優……ッ!」

彼はそう叫ぶと、これまでにないほど激しく、深く、力強く腰を打ち付けてきた。

彼の執着と、私への溺愛の全てが、私という器の中に注ぎ込まれていく。

慧さんの逞しい身体が、私の中でビクン、ビクンと規則正しく脈打ち始めた。

その瞬間だった。

私の最も深い場所で、彼が堰を切ったように、熱い熱い愛の証を解き放った。
< 85 / 92 >

この作品をシェア

pagetop