10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!
和馬くんは、頬杖をついたままギロリと目を向けた。
このやり取りに、当然女子の痛い視線を浴びまくったわけで。
治りかけの頬の傷が、ズキズキと痛んだ。
「どうして俺が勝負しなきゃなんねぇんだよ」
「お……おい。 和馬っ!!」
冷たい声で言い返す和馬くんを、ヒロくんがとめようとする。
「これ以上、話をややこしくしてどうするんだよ」
ヒロくんの心配そうな目が、あたしに向けられた。
教室の中をキョロキョロしていて。
周りの冷たい視線があたしに集まってるのを、気にしているみたい。
「じゃあ、和馬は放棄するんだな」
「あ?」
「勝負、しないんだろ?」
「そんなバカげた勝負誰がするかよ」
フンっと、和馬くんが鼻で笑った。
「じゃあ……俺がこうしても、文句言わないよね」
――え?