10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!
不機嫌な和馬くんが舞台に上がってきた。
その後ろからは、無表情の健くんと、楽しそうに笑う龍兄。
「貸せよっ!!」
ヒロくんからラケットを奪った和馬くん。
「あいつの苦手なとこは、そこだけじゃねーよ。ここもだろ」
パシュ!!
和馬くんが、不意打ちで羽を打って来た。
和馬くんの手から離れた羽は、大きな弧を描いて、あたしの頭の上を越えて行った。
きちんと構えていても、あんなのとれるはずがない。
「今も変わらずチビだから届かねぇだろ」
相変わらず憎たらしい表情だ。
顎をツンと突き出して、ドヤ顔。
む、ムカツク~!!
「じゃあ、和馬くんの苦手なところはここだよねっと!!」
渾身の力を込めて、和馬くんのお腹を狙った。
「だぁっ!!」
見事に、和馬くんのお腹にヒット。
「ゆずっ!! てめぇ、チビのくせに生意気なんだよ!!ふざけんなよ。 次はここだ!!」
「おーっと、ハイハイそこまでぇ」
和馬くんがラケットを構えた瞬間、ヒロくんに押さえ込まれた。
ギロリと睨みつける和馬くん。
「楽しんでるところ悪いんだけど、ここ、一応舞台の上なんで。しかも、今コンテスト中」