10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!
ピンポーン。
朝から高らかに鳴ったウチのチャイム。
いつもみたいに、ヒロくん達3人が迎えにきてくれたんだと思いドアを開けると。
ドーンと目の前に現れたのは、ヒロくん以外の2人だった。
張り合うように体をぶつけ合い
「おはよう!!!」
どっちが大きな声が出せるかと、睨み合っていた。
「ふ、二人とも、おはよ」
朝から迫力のある挨拶に、頬の筋肉がピクピクと動いた。
「どうしたの?二人だけでくるなんて珍しいね」
玄関のドアをしめ、健くんと和馬くんに言う。
「別に?暇だったから、来ただけ」
不機嫌な和馬くんが、そっぽを向きながら言った。
それに対抗して
「俺は、ゆずに会いたかったから来た」
今までの健くんなら絶対に口にしない言葉をサラリと言った。
しかも、あたしの心をわしづかみにする笑顔をつけてだ。
パッと健くんから目を逸らし、エレベーターのボタンを押した。
ど、どうしたんだろう……
健くん、積極的……
また和馬くんが不機嫌になっちゃうよ。
すると――…
グイっと捕まれた腕。
そのまま、和馬くんに引き寄せられた。
今度は、反対側の腕を健くんに引っ張られる。
二人に腕を取られ、身長の低いあたしは、何だか捕われた宇宙人みたいだ。
朝日の眩しい通学路。
周りの視線を感じながら、長身の二人に引きずられた。