10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!
「ゆず」
体育祭の種目決めの時間、和馬くんに呼ばれ、隣に目を向ける。
「おまえ、ちゃんと走れんの?」
「和馬くん……今さら何言ってんの? 聞かなくてもそのくらいわかるでしょ?」
いちいち自分の口から言うのもイヤだ。
『足が遅い』
なんて、改めて口に出したくないよ。
これでも、結構凹むんだから。
「んじゃ、速さを競うのだけは避けろよ」
「でも、体育祭って、速さを競うものでしょ?」
「んな白ける体育祭がどこにあるんだよ」
いや……どこの体育祭も、そうだと思うけど。
「黒板、見てみろよ」
和馬くんが、グイっと顎で黒板を差した。
そこには、たくさんの種目が記されていた。
短距離走
全員リレー
騎馬戦
仮装競走
障害物競走
借り物競走
ユニークなものばかりだ。