10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!

か、和馬くんと

健くんっ!!!

「ちょ…なにしてるの?」

周りの視線があたし達に集まる。

「立ってよ。みんな見てるじゃん」

あたしもその場にしゃがみ込んで、2人の目線に合わせた。

「じゃ、早く足出せよ」

ムッと眉間にシワを寄せた和馬くんが、ヒールの靴をグイっと前に出した。

「で、でも……」

「いいから。どっちのサイズがピッタリかはいてみろよ」

ほら。と、和馬くんと健くんの靴が同時に目の前に。

ヒロくんにつかまって立ち上がり、まずは、健くんの靴に足を入れた。

でも……

踵が入らない。

「くそっ……」

舌打ちした健くん。

次に、和馬くんの靴に。

ピッタリってわけじゃなかったけど、何とかそれにおさまった。

ちょっと、キツイけど……

ニヤリと笑った和馬くん。

「よし。 行くぞ」

「……え?」

グイっと引かれた腕。

えんび服に身を包んでいる和馬くん。

歩きながら白い手袋をはめて、クルリとあたしを振り返った。

「お嬢様、どうぞこちらへ」

和馬くんは軽く腰を折って、あたしの背中に手を回してエスコートしてくれた。

執事姿の和馬くん。

いつもと違う爽やかな笑顔に、まるでレッドカーペットでも敷かれているような錯覚に陥った。

テントから上がる黄色い声。

不覚にも、和馬くんから、目をそらせられなかった。


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