10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!

魔法のスティックから、虹色に輝く光りが放たれた気がした。

あたし達の頭上まで伸びてきて、キラキラと全身を包み込む。

――『素直になぁれ』


和馬くんに手を引かれてたどり着いたのは、誰もいない保健室だった。

遠くで聞こえる賑やかな声。

シンデレラと執事という、いつもと違う格好のせいか、妙な緊張感が漂う。

白い手袋をはずした和馬くん。

胸ポケットに乱暴にしまうと

「ここに座れ」

と、丸い椅子を顎でさした。

眉を寄せるあたし。

「なにやってんだよ。さっさと座れ」

何故か不機嫌な和馬くん。

まぁ、いつもの事だけど。

ストンと椅子に腰を下ろした。

「足、見せてみろ」

「……え?」

「踵と、親指だろ?」

「……ッ!!!」

「早く出せって」
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